伊藤彩香 Ayaka Ito

アーティスト / 絵描き / 舞台作品創作

1990年、東京都生まれ。

アクリル絵の具による絵画作品と、“空間に絵を描く”として舞台作品とを制作。

「舞台的な絵画」「絵画的な舞台」と評価される。

他者の心に触れ、観る者の希望となり得る作品づくりを目指す。

日々の中で抱く感情と素直に向き合うことで作品が生まれる制作スタイルを取り、創作においては、言葉・時の流れ・音・空間・身体性・人との繋がりを尊ぶ。

創作プロジェクト「口笛洋燈(くちぶえらんぷ)」主宰。

主に舞台作品の企画・演出・美術・出演を担う。

その他の活動に、グラフィックデザイン、小道具制作、映像出演、フォトセッション。

武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科卒業

現代アーティスト神田さおり氏に師事

アングラ演劇の劇団、演劇実験室◉万有引力「身毒丸」(2017)「狂人教育」(2018)「奴婢訓」(2019)にて出演・小道具制作

 

 言葉  と  光  に  敬い を

音  と  踊り  に  憧れ を 

それは まるで

憶          

の     ​ 

        断    

         

       見るような

表現とは、想像力。

想像力が心を豊かにし、心の豊かさが優しさを生むと信じています。

私の扱っている絵画と舞台は、異なる分野とされ、当然、表現手法も違います。しかし、その分野ならではのマテリアルを用いているだけであって、心象風景を描く動機や行為は私にとって大変似通っています。表現の枠組みを尊重しつつも縛られないことは、更に深く遠くへ誘なう想像力となるのです。だからこそ、純粋に、大好きな表現を追い求めています。

あるのは、“今”という光。

込められた熱が、空気が、心に届きますように。

そうして、優しさが生まれ、幸せを分かち合えますように。

                                         伊藤彩香

Biography

東京都出身。

幼少期から絵を描き始める。母の読み聞かせにより、言葉遊びやリズムを楽しみ、想像力を育む。絵本や、J.K.ローリング氏・宮沢賢治氏の児童文学など、空想的で物語性の強いものを好んだ。

 

思春期には、絵と言葉の併用によって自身の感情を表すようになり、 自己の内面と現実世界と向き合うために絵を描いた。

楽器演奏を始め、音楽のリズムに身を委ねたり、歌詞や音程に感情移入をしたりすることによって、音楽が巻き起こす身体の衝動と、表現手段としての言葉の力を実感する。

 

2008年、アーティストの神田さおり氏に出逢う。音楽と身体と絵画が混じり合うアートパフォーマンスに衝撃を受け、以後、様々な現場をアシスタントとして同行。氏との出逢いによって、表現に対しての姿勢、人間関係の多くを学ぶ。

アクリル絵具との出逢いでもあり、この頃からアクリル画を独学し、生演奏とペイントとのライブセッションを始める。

 

2010年、武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 舞台芸術コースに進学。

アングラ演劇を代表する演劇実験室◎万有引力で小道具製作として携わり、2018年の「狂人教育」では主演の蘭役を担う。この劇団との関わりにより、空間全体を一枚の絵として捉える感覚を磨き、観客の想像力を刺激することで異世界へと誘なう身体の在り方を学ぶ。

 

また、パリのオランジュリー美術館で、クロード・モネ氏の巨大な絵の前に立ち、絵に対して気持ちが良いという感覚を初めて感じる。ある環境下で観る絵が、体感という身体性に繋がる可能性を見出し、展示空間の演出にも視野が広がる。

 

2012年から2014年にかけて、企画・演出・舞台美術・出演をしたライブペイントのパフォーマンスを主催。

 

同時期、画家のミヒャエル・ゾーヴァ氏、七戸優氏の画風から影響を受け、タブローを制作し始める。衝動的な感情が制作の主な動機であり、表現による他者への訴えではなく、記憶の記録のような作品であった。タイトルを付ける際には、自身の作品上では言葉と絵が切り離せない関係性を持っていることを認識する。幼少期から言葉に敏感であった彼女にとって自然な流れであった。

 

2014年の大学卒業時、小説家 小川洋子氏の本に着想を得て、15分の舞台作品「詩集」を創作する。その後、口笛洋燈(くちぶえらんぷ)というプロジェクトを主宰し、舞台作品「窓」(2015)、「蒸気蒐集」(2016)、「青のない絵本」(2019)、「Light」(2019)を発表。脚本・演出・美術・出演・制作を手掛ける。これらは、詩的な言葉を遣い、夢見心地にさせるための仕掛け装置にこだわった、まるで空間に絵を描くとでもいうようなビジュアル性の高い場面展開で構成された作品であった。また、現場の人々が互いに心からの敬意と愛情を持ち寄れるような関係性を重要視した。鑑賞者には涙する者が多く、「素直さを持って表現したものが人々の心に響く」ということを実感する。

今までに培ってきた言葉・視覚・空間・時間・音・身体性に対する感覚を用いて、現在は、アクリル絵具による心象風景の制作に力を注ぐ。自身の経験する様々な出来事に向き合い、その時に抱いた感情を真摯に見つめて景色として捉えて描くスタイルを採る。

また、制作過程において、時間の流れや空間の広がり、物語性、非現実感、そして、“観客”すなわち観る者の存在を強く意識するようになる。それは、届けたいという思いの助長となり、受け取った人の心に少しでも光が射す事を祈る創作へと繋がっていった。自分のためだけにあった絵画に対する姿勢の変化であったと言える。

2019年、公募展「SICF20」(青山スパイラルホール/東京)、「いい芽ふくら芽2019」(松坂屋/名古屋)に入選。

 

「舞台的な絵画」「絵画的な舞台」と評価されるほど影響しあってきた異なる分野が、更に深い関係性を持つことを見据えつつ、誰かにとっての希望となり得る作品作りを志す。

活動略歴

絵画

2019

公募展 SICF20(青山スパイラスホール/東京)

2019

公募展 いい芽ふくら芽2019(松坂屋名古屋店/愛知)

舞台

2020

砂と水玉 「blue bird, black hole」(BUoY/埼玉)舞台監督

2019

小竹信節 退任記念公演

演劇実験室◉万有引力「奴婢訓」(武蔵野美術大学 美術館/東京)出演,美術製作​

2019

主宰舞台作品「Light」(絵空箱/東京)企画,脚本,演出,美術,振付,出演 

2019

主宰舞台作品「青のない絵本」(阿佐ヶ谷プロット/東京)企画,脚本,演出,美術,振付,出演 

2018

演劇実験室◉万有引力「狂人教育」(下北沢ザ・スズナリ/東京)出演,美術製作​

2018

砂と水玉 vol.1「透明な森」(綜合藝術茶房喫茶茶会記/東京)出演,共同振付

2017

演劇実験室◉万有引力「身毒丸」(世田谷パブリックシアター/東京)出演,美術製作​

2017

演劇実験室◉万有引力「レミング」(座・高円寺/東京)出演,美術製作​

2017

演劇実験室◉万有引力「田園に死す」(三沢市内/青森)出演,美術製作​

2017

パフォーマンス Holiday Theatre「Christmas Party」(東京)共同企画,出演

2016

演劇実験室◉万有引力「小蕈奇譚」(絵空箱/東京)出演,美術製作​

2016

演劇実験室◉万有引力「犬神」(座・高円寺/東京)出演,美術製作​

2016

主宰舞台作品「蒸気蒐集」(サブテレニアン/東京)企画,脚本,演出,美術,衣装,振付,出演

2015

演劇実験室◉万有引力「身毒丸」(世田谷パブリックシアター/東京)出演,美術製作​

2015

 主宰舞台作品「窓」(絵空箱/東京)企画,脚本,演出,美術,衣装,振付,出演

2014

武蔵野美術大学卒業制作展示 舞台公演「詩集」(東京)脚本,演出,美術,衣装,振付,出演

2014

ライブ「雨脚取り」(シードシップ/東京)企画,脚本,演出,美術,衣装,振付,出演

2013

展示パフォーマンス「まいにち」(東京)共同企画,出演

デザイン等

2016

KERA(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)「フォレスト・グリーン(或いは、あの歌をいつか歌えるか)」 MV出演

2015

小西遼ラージアンサンブル 「トウゲ」 パンフレットデザイン

2015

小西遼ラージアンサンブル 「風の街、ロープウェイのうた」チケットデザイン

2015

Motion Blue Yokohama ハロウィンイベント フェイスペイント,空間デザイン

2014

Motion Blue Yokohama ハロウィンイベント フェイスペイント,空間デザイン

2013

ものんくるライブ 歌詞冊子デザイン

CONTACT ▶︎ ayakaito.works@gmail.com

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